あなたは解けるか?謎の暗号「Cicada 3301」~世界で一番難しいと言われるインターネットのミステリー | 謎カレンダー

あなたは解けるか?謎の暗号「Cicada 3301」~世界で一番難しいと言われるインターネットのミステリー

1月4日
2012月1月それはある男性が発見したネット上の書き込みから始まった。
「こんにちは。我々は知能レベルが極めて高い人間を探しています。」
世界中のプログラマーやハッカーたちの興味を引きつけてやまない謎の暗号「Cicada 3301」。
多くの人がこの暗号の解読に乗りだしたものの、Cicada 3301を作成したのは個人なのか、はたまた組織なのかいまだにはっきり判明しておらず、「作成したのはFBIやCIAではないか?」と噂されているほどだ。 はたしてこの暗号の正体とは?一体誰が作っているのか?




ことの始まり~あるコンピュータ・アナリストが発見した書き込み



スウェーデン人のコンピュータ・アナリストであるジョエル・エリクソンがCicadaを発見したのは、2012年の1月のことだという。その日、インターネットサーフィンをしていたエリクソンは、あるインターネットフォーラムでこんな書き込みを発見した。

「こんにちは。我々は知能レベルが極めて高い人間を探しています。
我こそはという人は、この画像(写真上)に隠されたメッセージを見つけ出してください。我々は、そのすべての謎を解くことが出来るような少数の人々と会うことを楽しみにしています。  幸運を。  3301」 


暗号解読に自信を持っていたエリクソンは、すぐに画像の解読を開始した。
難しいと思われていた画像の解読だったが、エリクソンは解読開始からたった数分後にローマ帝国の第4代皇帝であるティベリウス・クラウディウス・シーザー(写真)を示すメッセージとでたらめに並んだ文字列にたどり着く。

カエサルの暗号から導かれたurlとは?



シーザーを示すメッセージを見たエリクソンは、ガイウス・ユリウス・カエサルにちなんで名付けられた暗号化方式の「カエサルの暗号」(画像)を使って、でたらめに並んだ文字列を解読することにする。その結果、1つのURLたどり着いたという。



エリクソンが発見したURLを開くと、上記のアヒルの画像(写真)に
「おっと!おとりに引っかりましたね。どうやらあなたに暗号を解読するのは無理みたいだ」
というメッセージが表示されたという。

その後、エリクソンは「もし暗号が簡単すぎたらすぐに飽きていたかも知れません。でも暗号のトラップに引っかかったことで、ますますCicada 3301のとりこになってしまったのです。」とそのときの様子を語っている。

アヒルの画像を暗号解析ソフトにかけると?


次の日、エリクソンはこのアヒルの画像も暗号解読の手がかりとなるのではないのかと思いつき、「OutGuess」という暗号解析ソフトにかけてみた。すると新たなるメッセージが出現。メッセージにはソーシャルニュースサイトReddit(画像)の、とあるメッセージボードへのリンクが隠されていたという。



そのリンクへ飛んでみると、その掲示板には数時間おきに暗号化された文章が投稿されていた。
それらの暗号化された文章とともに、変わったシンボルの文字が投稿されており、エリクソンはそれらの文字が「マヤ文明の数字」(画像)であることに気がつく。

ますますこの暗号に惹かれ、それらのマヤ数字を使用し、暗号解読を進めていく。
掲示板の暗号を解読すると、次の手がかりはなんと、「Agrippa」(写真下)という「詞」の中に隠されていることがわかったという



この詞について調べていく過程の中でエリクソンは、実はこの「Cicada 3301」の暗号を解いているのは自分だけではなく、何千もの人々がこの暗号解読に取り組んでいることを知る。

さらに「Agrippa」という詩に隠されていたはずの暗号の手がかりは、それ一つだけが存在するわけではなく、他のチャレンジャーの人々がそれぞれ違う独自の手段で導き出した解読法によると、
他の「本」や「音楽」の中にまで手がかりが隠されているというのだ。

世界中の人々を巻き込んで暗号解読が始まる


そしてその手がかりを手にした者達が、英語圏の画像掲示板「4chan」へと集まりはじめ、多くの人が協力してこの暗号解読を進めていった。
彼らの協力を得て、たくさんの人々が暗号解読を進めていくとついに一つの「電話番号とメッセージ」にたどりついた。

"Call us at telephone number 214-390-9608”
(214-390-9608に電話しろ)

エリクソンがメッセージの電話番号に掛けると、機械音声で「Cicada 3301のオリジナル画像から素数を見つけて下さい」という内容の伝言メッセージが流れたという。


謎のサイトと世界中に貼られたQRコード?




エリクソンを含む4chanのユーザーたちがオリジナル画像から素数を見つけ出し、もう一度暗号を解読したところ、「カウントダウンをしている時計とセミ(英語:Cicada)」(写真)が表示されている「845145127.com」というURLのウェブサイトが発見された。

そして1月9日、そのカウントダウンがゼロになったとき、世界14ヶ国の都市、ワルシャワ、パリ、シアトル、ソウル、アリゾナ、カリフォルニア、ニューオーリンズ、マイアミ、ハワイ、シドニーなどを示したGPS座標が表示されたという。
各都市付近に住んでいるユーザーはすぐに街の隅々まで調査を開始。すると、「QRコードがプリントされたポスターを見つけた」(画像下)という報告が世界各地のユーザーから寄せられてくる。

 





実際のQRコードを読み取ってみると?



発見されたQRコードは直ちに公開され、ユーザーたちによって解読。QRコードには1つのTORアドレスが隠されており、そのサイトには下記のメッセージが表示されていた。

"We want the best, not the followers."
(我々が欲しいのは最高の者だけだ、ついてきただけの者ではない。)

ここで、Cicada 3301を解読する手がかりは途絶えてしまう。
そしてTORアドレスが発見された数カ月後、Redditに「我々は求めていた人間をついに見つけました。これで長い旅路は終了します」というCicada 3301からのメッセージが投稿され、Cicada 3301を解読する手がかりはここで消失してしまった。


しかし、謎はまだ終わっていなかった


すべては謎のまま終わったかのように思われていたが、Cicadaから2013年1月4日に「高度な知能をもった人間を探すことをもう一度再開します」というメッセージ(画像)が新たな画像とともに投稿された。

そして前回と同じく、エリクソンらは示されたとおりに本やMP3ファイルをダウンロードし、隠された暗号を解析。アングロサクソンのルーン文字や古代ヘブライ語のコード表等を駆使して、より多くの手がかりとともに、ダラスやモスクワ、沖縄など世界の7つの都市の位置を導き出した。
しかしながら、そこから新しい手がかりは見つからず、暗号解読はストップしている状態だという。

そして、2014年1月6日、新たなCicadaからのメッセージと思われるもの(画像下記)が発見されている。



多くのハッカーやプログラマーがCicada 3301の暗号解読にチャレンジしたが、解読に成功した人からCicada 3301を仕組んだ人物や組織についての情報は一切報告されていない。諜報機関のCIAやMI6がが人材を探している、などと噂されているが、いまだその詳細は明らかにされていない。



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