【番外編】アンチャーテッド 砂漠に眠るアトランティスの謎には古代の気になる謎ワードが沢山あった

アラビアのロレンスとして知られるT.E.ロレンス（トーマス・エドワード・ロレンス）の事。

彼が追い求めたという幻の古代都市、“砂漠のアトランティス”を巡って世界各地を股に掛ける大冒険をくり広げるゲームであるわけで、
アンチャーテッド 砂漠に眠るアトランティスというゲームのとっても重要なキーワードなので頭に残っている方も多いだろう。

当時のオスマン帝国に対して決起したアラブ人を様々なゲリラ戦術で支援した人物として知られ、その希有な生涯は映画「アラビアのロレンス」にもなったほど。
イギリス人であり３年間に５万冊も読んだという説もあるほど読書が好きで考古学と中世史にどっぷり浸かっていたらしい。アラビア語もそうだし、ラテン語もマスターしていたらしい。
映画のロレンス役を演じたピーター・オトゥールとは打って変わり身長は１６５センチ程だった。


↑左がロレンス。ピーター・オトゥールと実際には３０センチ位差が合った。

言葉遊びの一つであり、単語や文を構成する全ての文字を使って入れ替えを行うことにより、別の意味を持たせる暗号法。
たとえば、『anagram』であれば、『ars magna（偉大なる芸術）』という意味に変えられる。

イングランド王国のガレオン船。
エリザベス女王の支援のもとに、フランシス・ドレーク船長が外国船の捕獲にあたった私船で、ドレーク船長がペリカン号を快速船に改装。出資者の紋章から金の子羊（ゴールデンハインド）と名付ける。いわゆる公的な海賊船である為、世界周航の時にはスペインの貨物船、さらには最大級財宝運搬ガレオン船ヌエストラ・セニョウラ・デ・ラ・コンセプション号から総額120億円以上もの大量の財宝を奪ったという伝承がある。

エリザベス朝のイングランドの航海者、海賊（私掠船船長）、海軍提督。イングランド人として初めて世界一周を達成した。
南イングランド生まれで、初めは従兄のジョン・ホーキンス船長のもとで奴隷貿易に従事していた。
彼はスペインの貿易船や植民地の沿岸都市を襲い、恐れられており、その恐ろしさ故にスペイン人は彼のことを、悪魔の化身であるドラゴンという意味の「ドラコ」という名で呼ばれていたほど。アンチャーテッドではこのドレイクの子孫が主人公のネイトである。

正確にはこれを表す発言や文面はなかったが、イスラム教の「コーラン」に記載のある砂漠に消えた幻の古代都市「ウバール」があり、これがモデルとなったと思われる。
乳香によって栄えたシバ国の女王の名もゲーム内で出ていたが、コチラも乳香によって栄えた都市であり、1932年に探検家バートラム・トーマスが人工的に作られた商隊用道路跡を発見し、1990年にNASAの人工衛星とレーダーを使った調査により道らしきものが発見され、翌年から発掘調査が開始され、実際に土器、城跡などが発見されたという。場所はオマーンのルブアルハリ砂漠で「空虚な地」と訳されるこの砂漠の、人を寄せつけぬ秘境に存在していたらしい。上部写真をみると、土レンガが積まれており昔要塞があったと思われるものが見てとれる。

１８世紀のイギリス社会にいくつもあった黒ミサを行う秘密クラブ。意味は読んで字のごとし！地獄の業火である。
実態は単なる上流階級の秘密の社交クラブであり、悪魔崇拝の儀式をおこなったりしていたが、本気で悪魔を信じていたわけではなく、あくまで遊びとしてだった。



クラブの主催者は1762年からイギリスの財務大臣を担当していたバッキンガムシャー州の名門貴族の子、貴族フランシス・ダッシュウッドであった。
ちなみに会員の中にはアメリカ合衆国の政治家、アメリカ建国の父として知られる人物であり、避雷針、遠近両用眼鏡、ロッキングチェアー、グラスハーモニカの発明やサマータイムの考案も行ったベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin）がいた。

旧約聖書におけるソロモン王とシバの女王の話で知られている、アラビア半島南部に存在していた国家。紀元前10世紀頃から紀元前115年までのあいだ南アラビア一帯を断続的に支配していた。シバの女王の名前は「バルキース」。インド・中国と地中海世界を結ぶ「海のシルクロード」の最後の陸上部分に当たっており、シバ王国はこの交易ルートを押さえることで莫大な富を得ることが出来た。