エイプリルフールのジョーク企画が現実となった!? 謎の曲『The Legend』が産んだ、都市伝説「ミシガン・ドッグマン」のミステリー | 謎カレンダー

エイプリルフールのジョーク企画が現実となった!? 謎の曲『The Legend』が産んだ、都市伝説「ミシガン・ドッグマン」のミステリー

4月1日
エイプリルフールのこの日、ミシガン州のトラヴァースシティーにあるラジオ放送WTCMからある番組が流された。それはアイプリル・フールのジョークとして企画された曲だった。

しかし、その放送の直後から、視聴者から不思議な証言が次々と寄せられたのだという。
その曲に歌われている”ある謎の生物”についての目撃証言だ。

エイプリルフールのジョークのために作られたはずの曲に、
なぜ、目撃証言があるのか?

都市伝説「ミシガンドッグマン」とは?そして、ドッグマンは果たして実在するのか?


ことの起こり

▲DJ・スティーブ・クック氏

ことの起こりは1987年4月1日。

ミシガン州のトラヴァースシティーにあるラジオ放送WTCMのラジオDJ、ジャック・オマリーは来たるエイプリール・フールに向け、なにか面白いネタはないものかと思案に暮れていた。 

そこで、同局のディレクターでもある、同僚のDJ、スティーブ・クック (写真)に相談を持ちかけた。 

クックは幼い頃から超自然的なもの、心霊現象であったり未確認動物などに興味を持っていたという。そこでミシガンにも「ビッグフット」のようなUMA(未確認生物)がいたら面白いと考え、「半人半犬のドッグマン」を考えつき、創りだしたのだ。

▲ドッグマン(イメージ)

クックは、エイプリル・フールに流すドッグマン伝説のために大急ぎで曲を書きあげ、
ジャック・オマリーは約束通り、エイプリル・フールにその曲を流した。 

その曲の名は「ザ・レジェンド (The Legend)」 。

ところが、この放送が思わぬ方向に発展していくことになる。

謎の曲「ザ・レジェンド」

▲「ザ・レジェンド」

「ザ・レジェンド」 の歌詞は、1880年代から1980年代にかけて目撃されたドッグマンの目撃情報の詳細をつづったものだった。

この「ザ・レジェンド」 を歌っているアーティストは、ボブ・ファーリー (Bob Farley) という無名の歌手。
もちろんこのボブ・ファーリーとはスティーブ・クック自身のことだ。

歌詞の内容は、毎10年間の7年目に生じる、人々とその化け物「ドッグマン」との遭遇だった。
実際のところクックはこんな化け物の話を聞いた事は無く、内容は彼によって作られた全くのフィクションである。

毎10年間の7年目にドッグマンが現れると言うのは、自然界のものは全て周期的であり、鳥の移住やイナゴやセミの大量発生が大体7年周期であった事から取ったものだそうだ。


オンエア後、問合せが入り始める


4月1日の午前7時40分と午後9時10分の2度に渡って、この『The Legend』はラジオで流された。

放送直後はリスナーからの反応は全く無く、このジョーク企画は失敗だったと制作側も思ったが、しばらくしてから電話が鳴り出し、ラジオで流れた不思議な歌についての問い合わせが寄せられるようになった。

「あの奇妙な曲はいったい何だ?」「あの曲を次にオンエアする時間を教えてくれないか?」 
最初は曲に対する問合せが多かった。

しかし、とうとうある初老の人が、歌に出てきたような化け物、と数年前に実際に遭遇した事があり、歌を聴いて驚いたという旨を主張し始めた。

これを引き金として、以後数週間に渡って、クック氏が歌で作ったドッグマンの様な化け物を目撃したという、説得力のある報告が複数寄せられる事になり、同時に『The Legend』はリリース後、地元で非常にポピュラーなものとなった。

1967年の目撃証言とは


実は、それ以前に、実際に過去のようなある不思議な生物の目撃証言があったのだという。

1967年、ミシガンのクレイバンク湖 (Claybank Lake) でボートに乗って釣りを楽しんでいた二人の釣り人が、ある奇妙な生物を目撃した。 

ふたりは湖を泳ぐ生物に気付き、遠目には鹿のように見えたが、その奇妙な生き物は、人間たちを恐れるどころかボートに向かって泳いできたという。 

そして近づいてくる生物の顔を見て、鹿ではなかったことに気づいた。 

犬かきのような泳ぎ方で近づいてくるその奇妙な生き物を見て、彼らは恐怖を感じたという。犬のように鼻はとがっていたが、とても人間らしい顔つきをしていたというのだ。 

その生物はボートまで辿り着くと、ボートに上がって来ようとしたが、ふたりはあわててボートのオールをその謎の生物に打ち付け、一目散に岸に向かって逃げたのだという。

そして都市伝説へ

▲ドッグマンの足あととされるもの

ドッグマンが放送された年の7月、ミシガン州のルーサーという湖に近い村の近くにある丸太小屋が、何かの動物に襲撃されると言う事件が起こった。

調査にやってきた郡保安部員と森林警備隊員は、小屋のドアや窓の周囲が、生々しい歯型や爪痕で深く傷つけられ、網戸も引き裂かれており、更に地面には明らかに大きな犬の様な生物の足跡が残されているのを発見したのだ。


▲実際の『The Legend』


その後この事件とドッグマンについての因果関係はニュースでも取り上げられ、すぐに全国的に知られるまでに広がり、『The Legend』は完全にヒットソングとなった。
アメリカ国中のラジオ局からコピーが求められ、大手レコード会社からもお呼びがかかり、遠く離れた日本やドイツからもテープの販売のリクエストが寄せられる程であったという。

2004年に発見された謎の「The Gable Film」とは


ドッグマン伝説に関連する、「The Gable Film」と呼ばれる一本のフィルムが存在するという。
このフィルムは2004年にエレンと言う名の女性がミシガン州の不動産を購入した際に発見したもので、少なくとも20年以上前のものと思われる。そこには驚愕の生物が映し出されていた。



古いフィルムなので詳細までは判別できないが、どうやら雪の積もる車道から撮影されているらしい。そして、少し離れた森の中から、熊のような巨大な生物が撮影者の乗る車へ向かってくるのがわかる。

この巨大生物が車までやってくる時間は約10秒と解析されているが、これは驚異的なスピードで通常の熊では考えられないとされており、このフィルムに写っている動物は「ミシガン・ドッグマン」なのではないかと話題になっているのだ。

アメリカには、他にもウィスコンシン州のワシントン郡を中心に出没するベアウルフや、シカゴ郊外にある田舎道ブライ・ロード周辺で目撃される狼男が有名だが、
実はドッグマンも同様の存在ではないかとも言われている。
果たして、真相は?


参照元:世界のUMA図鑑UMAファンミシガンのドッグマン
Next Post前のナゾへ Previous Post次のナゾへ ホーム